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the医院開業|開業医のリアルストーリー VOL1(後編)の1

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実際に開業を経験したドクターの声をお届けする開業医のリアルストーリー VOL1

開業までにはどのような苦労があったのか?開業してから直面した壁とは?
東京都練馬区の住宅街に皮膚科を開業して10カ月という「小竹向原こぐま皮フ科」の院長・木曽真弘先生に伺いました。

木曽 真弘 院長

プロフィール

木曽 真弘

クリニック名
小竹向原こぐま皮フ科
科目
皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科
所在地
東京都練馬区小竹町2-3-1-3号室
開業年月日
2018年6月
スタッフ
看護師3名(常勤1名、パート2名)、医療事務2名(常勤2名)

患者さんが1日70~100人も来院。しかしそこである問題が……。

――開業準備は概ね順調だったようですが(前編)、実際開業した後はいかがでしたか?

開業当初から患者さんは毎日30~40人来て下さいました。
僕としては口コミで広まって、徐々に来院者数が増えてくれればいいと考えていました。
その後1年ぐらいかけて、現在は1日70人~100人もの患者さんが来て下さるようになりました。

新規の患者さんのほぼ半数はホームページなどのネット媒体をきっかけに受診して下さる方のようです。
しかしながら、口コミで来院される患者さんの割合も4分の1程度いらっしゃって、ネット媒体の次に多い割合を占めるほどになっています。
本当にありがたいと思っています。

――成功の要因は何だったと思われますか?

同じ医療モールの薬局やクリニックの先生方が患者さんたちにお知らせしてくれた点が大きかったと思います。 加えて、今までこのエリアに皮膚科がなくて、バスや電車を使って大変な思いをして通われていた方が多かったと、患者さんにお聞きしました。そこも大きな要因だったと思います。

あたたかな雰囲気の待合室
あたたかな雰囲気の待合室コグマのイラストが優しく迎えてくれる入り口
コグマのイラストが優しく迎えてくれる入り口

――すべてが順調だったのですね。

いえいえ。今思えば、診察の準備が整っていなくて、患者さんに本当にお伝えしたいことが伝えられず、至らなかった部分もあったと思います。

あとは患者さんの人数が多いほど、待ち時間が長くなってしまいます。
予約システムは導入していますが、結局順番で診察して行くので、待ち時間の長さが変わるわけではありませんから。

特に土曜日は午前中だけで60~80人の患者さんが来るような状態なので、僕一人で、いくら頑張っても限度があります。
今後2診制にすべきか? と考えることもあります。
ただ、医師を増やすとなると、金銭面、医療の質の確保など、考えなければならないことも多々あるので、そこはこれからの課題です。

――人事に関しては順調ですか?

いえいえ、最初、事務は常勤1名とパートさん1名でした。
ですから、曜日によっては、常勤の方が1人で対応することもありました。
しかし患者さんが増えたことで、対応しきれなくなると考え、その後、求人情報誌を利用して、パートさんを1名雇用しました。
ただ、その後3カ月でパートさん2人が辞めてしまいました。

仕事を手際よくこなす方、いろいろ考えて前に進む方、人によってタイプがありますし、相性もあります。実際に働いてもらってみないと分からない現実もあり、スタッフの採用は難しいと思いました。

その後ベテランの常勤の事務の方が入ってくれて、今は順調です。とにかく僕は院長として、スタッフの方たちに「困っていることはないですか?」「お仕事はどうですか?」と小まめに聞くなど、気配りするようにしています。

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