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the医院開業|再診や再初診患者を増やすコツ

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開業後の知識再診や再初診患者を増やすコツ

the医院開業の再診患者や再初診患者を増やすコツページ。再来患者を増やすには、4つのコツがあります。それは来院する意味の丁寧な説明、具体的な次回来院日時の約束、再初診患者への効果的なアプローチ、クリニックへの認知度を高める施策です。

再来患者対策

再来患者を増やす重要性を考える

  • 再来患者の確保は増患対策の基本中の基本といえます。
    新患の確保はよっぽど口コミで悪い書き込みでもされていない限り、自院のホームページのSEO対策などといった有効な広告活動を続けることである程度の実現は可能です。
  • そこで一度来院した患者さんにもう一度来院していただいて、真の「顧客化」を図ることが医院経営の基盤となります。
  • ここでは再来患者を増やすコツを解説していきます。
  • まず最初にご理解いただきたいのは、診療科目別の初診率(注)についてです。
    厚生労働省が発表している患者統計から計算すると科目ごとに以下の数字になります。
    注) 初診率とは、来院患者数に対する純新患数と再初診数の合計の割合のこと。
    • 内科 約2割
    • 整形外科 約1割
    • 眼科 約2割
    • 耳鼻咽喉科 約3割
    • 皮膚科 約3割
    上述のように科目ごとに初診率は異なります。
  • 整形外科は、特に初診率が低く、皮膚科や耳鼻咽喉科は初診率が比較的高いことがわかります。
    しかし、どの診療科目でも総患者数を増加するために、再来患者数を増加させることが重要であることには変わりはありません。
  • 新規開業から概ね3年ほどの間に再来患者を増やすことで、医院経営は安定していきます。
    逆に新規患者を集め続けなくてはならない診療スタイルのクリニックはなかなか長続きしにくいといえます。
    そこで医院の経営では、常に再来患者の確保を意識することが大切です。
    再来患者数を確保できれば、長期的に医院の経営は安定していくからです。

再来患者を増やす4つのポイント

1. 再来院する意味の説明

  • 処方された薬で病状が回復すると再来院する必要性を感じない患者さんも多くおられます。
    そこで初診で来院した患者さんに自身の病状と次回来院する必要性を丁寧に説明します。
  • 再来率の高いクリニックでは、検査結果を丁寧に説明しています。
    血液検査等の検査結果は患者さんにお渡しするだけで終わる場合も多いのですが、検査の数値の意味をしっかりと丁寧に患者さんに説明することで、再来率は高まります。
    前回の数値との比較や検査の意味や結果を患者さん自身が理解することで来院の動機付けができるからです。

2. 次回来院日時の約束

  • 再来患者数を増やすために、まずは次回来院日時をしっかり伝えることも大切です。
    例えば、次回の来院指示には、以下のような2つの伝え方ががあるとします。
    どちらの伝え方がもう一度行こう、と思いますか?
    1. 1ヶ月後にお越しください。
    2. 1ヶ月後の8月1日午前11時にお越しください。
    上記2つの来院依頼には明確な違いがあります。
  • ご想像の通り、Bの方が来院確率が格段に上がります。
    それは日時を明確にし、患者さんの同意を得ることで明確な約束をしているからです。
  • そのため、予約制を取っていなくても、再来日付の明確な約束は大切です。
  • また、次回どのような治療を行うのかを伝え、来院する意味を理解してもらうと更に再来率は高まります。
    ちょっとした工夫や気配りで患者数確保につなげることができます。

3. 再初診患者へのアプローチ

  • 再診患者の増加だけではなく、再初診の患者さんも増やせると医院の経営はより安定してきます。
    慢性疾患で定期的に来院される患者さんは、再診患者としてカウントします。
    では、どうしたら前回の受診より3ヶ月を経過した再初診の患者を増やすことができるのでしょうか。
    一定期間経過してまた来院する患者さんは、クリニックや先生を信頼して来院してくれていたと考えられます。
    そのためには日々の診療への満足度を高めることが必要です。
    患者さんが自分のことをしっかり診てくれるという実感があれば、それが安心感につながり、医院へのロイヤリティも高まります。
  • 更にダイレクトメール(以下、DM)を使ったアプローチ手法も効果的です。
    インフルエンザ予防接種や花粉症など、季節性の高い診療を行うケースがあると思います。そのような場合にDMは効果があります。 開業初年度は難しいですが、前年来院された患者さんに対して、「混雑する前に来院ください」という内容で、インフルエンザ予防接種や花粉症治療のDMを送るとその後に来院しなかった患者さんの一定数が戻ることにつながります。
    また、ターゲットを絞ったアプローチとして、新しい治療を行う場合もDMは効果的です。

4. クリニックの認知度を高めるコツ

  • 再初診の患者確保のため、標榜科目すべてに関しての認知度をあげる必要があります。
    内科を標榜している場合でも、呼吸器内科やアレルギー科といった他の診療科目も標榜するケースは多くあります。
    その場合は、内科以外の標榜科目に関しても、十分に認知してもらうことが大切です。
  • 例えば、院内のデジタルサイネージや院内ポスター等で、複数標榜している診療科目について告知するなど具体的にどんな治療をしているのかを常に伝える努力を続けることが大切です。
  • 病状によって必要になる治療は違ってきますので、「そういえばあそこのクリニックでは、この症状の治療もできると書いてあったな」などと思い出され、違う病状の時にもクリニックの来院につなげることができます。

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