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準備不足の開業!リカバリー大作戦

新規開業のスタートダッシュに残念ながら失敗した院長が経営を軌道にのせるまでの3カ月間の奮闘ぶりをご紹介します。

EPISODE 10

ついに1日80人を突破!


その場のノリで開業を決めてしまった小原賢人医師。
クリニックの特徴を書いたチラシ作戦と診療時間の変更を試みました。すると、少しずつ患者さんは増えていったのです。さらに、院長ブログも開設。HPの充実を図っていきました。
開業後2カ月経って、スタッフを3人に増やし、なんとか経営も軌道に乗ってきましたが、なかなか開業当初の目標達成までには行きません。

ついに1日80人を突破!!

1日80人は達成したけれど・・・

スタッフの提案で「ご紹介カード」を始めて1週間。さっそくカードを持った新患患者さんが来院していらっしゃいました。
ご紹介者は当院最初の糖尿病の患者さんで、隣町の総合病院に通う患者仲間の方をご紹介してくださいました。
総合病院の患者さんを横取りするなんて、大それた考えはありません。
しかし私は、普段の診療はうちのようなクリニックに任せていただき、何かあったときにすぐに総合病院につなげられる医療がしたい、そのためにはクリニックも患者さんに信頼していただけるよう、常に最新の情報を入手し、勉強し、努力をしていかなければならないと思っています。
そういう医療連携の形が「ご紹介カード」によってできつつあるのかなと感じられ、どんどんやる気がわいてきました。

そして、開業から3カ月経った最初の土曜日、1日80人もの患者さんが来院してくださったのです。
それは開業しようと思い立った時からの私の目標数であり、大変うれしい事だったのですが、とにかく患者さんが多くて、ゆっくりお話を聞くことができませんでした。
とくに私のブログを読んで来てくれた、腎臓病の新患患者さんのお話をゆっくり伺うにはどうしたらいいか。
これが私の新しい課題となったのです。

診察の前に予診はできないか?

私は久しぶりに同期の横川一太に連絡を取りました。彼は私よりも1年早く開業していたので、こうした問題もすでに経験済みだと思ったからです。

「どうだ? クリニックは順調か? ブログ読んだぞ」

「実は、急に患者さんが増えて、十分な対応がしきれないんだ。せっかく腎臓専門医として、検査機器も揃えたのに、結果をきちんと患者さんに説明できないんだよ。
かといって、2診体制にするにはまだ早すぎるし。お前のところはどうしている?」

「いま、1日平均何人くらいの患者さんが来ているんだ?」

「平均すると40~50人くらいかな? ただ、先週の土曜日は一気に80人来て、それも腎臓病の新患が10人近くも……。
本当は、初診のときにゆっくり話を伺って、今後の治療方針を決めていかなければならないのに……」

「それはうれしい悩みだな。いま看護師は何人だ?」
「准看が1人だけ。来てもらう予定だった正看が親の介護でダメになっちゃってさ」
「その人に、例えば土曜日だけでも来てもらえないのか。新患の予診を正看にやってもらえるだけで、ぜんぜん違うぞ」

翌日、さっそく高山ひよりさんに電話しました。「あの時はすみませんでした」と恐縮するばかりの彼女に、「もしお父さんの状態が落ち着いていたら、土曜日だけでも、お手伝いしてもらえませんか?」と頼んでみたのです。
そして、急に患者さんが増えてしまい新患の対応が十分にできないこと、予診を手伝ってほしいこと、併せて腎臓病の患者さんや糖尿病の患者さんの生活指導もしてほしいことを伝えました。

実家のお父さんのケガは、手術後の経過もよく、今のところ再手術の必要もないということで、順調にリハビリをしているらしい。
最初は、「ご迷惑をおかけしたから……」と遠慮していた高山さんでしたが、私の熱い口説きに、最後は「妹と調整してみますので、少し時間ください」と言ってくれました。

2日後、「私でよければ、土曜日だけ、お手伝いさせていただきます」という高山さんからの連絡に、ホッと胸をなでおろしました。
院長の仕事は大変だと思うと同時に、これで患者さんにゆっくり向き合えるとやる気がわいてきたのです。

上記の物語はすべてフィクションです。

(文責:ブランディングエディター 内田朋恵)

 

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