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その「こたえ(考え)」では穴に落ちる!?開業の落とし穴 vol.2「採用編」

スタッフとの最初の出会いとなる「採用」の落とし穴
にはご注意を!知識を整理しエピソードでご紹介!


産休中のクリニックの社会保険料負担は?

そんな私の気持ちを慮(おもんばか)って二人は、「山岡さん以外の人は、先生のお申し出、お気持ちをうれしく思うと思います。ぜひ産休・育休の導入、介護休暇の導入、時短の導入を考えて下さい」と言ってくれました。

そのほか伊藤さんからは、「有給休暇ですが、1時間単位で取れるように考えていただけませんか?そうすれば、学校の保護者会に出ても、夕方の診療には戻ってこられますから」という要望が出されました。
そういうことは考えてもみなかったことで、目から鱗とは、まさにこういうことを言うのだと納得しました。 それから二人の要望、提案を考慮して社労士と相談し、新しい職務規定書案をスタッフ全員に開示したのです。

長く働いてもらうためには、キャリアプランも大切

新しい職務規定書の提案に、スタッフはとても喜んでくれました。

さらに私は、篠塚医師を見習って、スタッフ全員にキャリアプランについて話す機会を持ちたいと伝えました。すると予想通り、医療補助の目的で採用した事務スタッフ、田中智沙さんから「ほかの方は知りませんが、私はプライベートなことについて先生とお話するつもりはありません」とぴしゃりと言われてしまい、険悪な空気が流れてしまったのです。
(ああ……、篠塚先輩が言っていた通りの展開になってしまった……)
そう困惑していた私に、飯村看護師が助け舟を出してくれました。

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キャリアプランって、自分のプライベートな話をするというより、これからどのように働いていきたいか、どんな資格を取りたいか、仕事上、どんな勉強が必要か、といったことを先生と相談していくということですよね。

 
 

そうそう。それ、それ。飯村さんは何か勉強したいことでもあるんですか?

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私は、糖尿病のいろいろな治験データについて勉強したいので、医師向けの糖尿病セミナーや、先生が参加される学会に同席させていただきたいと常々思っていました。

 
 

そうだったんですね。もちろん、OKです。じゃあ、来月の学会から一緒に行きましょう。でも、お子さんは大丈夫?

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日曜日は、夫に見てもらえますから。

 
 

わかりました。伊藤さんや田中さんは?

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私は学会は無理なので、MRさんたちに病気啓蒙のための勉強会をやってもらいたいです。窓口での患者さんの対応にも役立つので。

 
 

なるほど、すぐにお願いしてみましょう。
田中さんはないですか?

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そういうことなら……。私は、クリニックで患者さんに無料で配布する、
「病気の豆知識」みたいなお便りを作りたいんですけど……。

 
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いいじゃない! それ、田中さんやってください!

 
 

うん、いいアイディアですね。早速、来月からそのお便り、作れますか?

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え!! はい、頑張ります!

 

こうして、私のクリニックは一つの壁を乗り越えました。残念ながら、山岡さんは間もなく妊娠がわかり、3カ月後には辞めていきましたが、残ったスタッフと協力して、働きやすい職場作りに邁進しています。
キャリアプランを相談する面接も始めました。スタッフはみんな、それぞれに目標を持って、職務に励んでくれています。

近々、事務スタッフと看護師さんを一人ずつ採用したいと考えています。そのときには、「結婚しても、子どもができても、ご両親などの介護が必要になっても、うちのクリニックはきちんと対応します!」と胸をはって言うつもりです。

上記の物語はすべてフィクションです。

(文責:キャリアコンサルタント 内田朋恵)

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