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その「こたえ(考え)」では穴に落ちる!?開業の落とし穴 vol.2「採用編」

スタッフとの最初の出会いとなる「採用」の落とし穴
にはご注意を!知識を整理しエピソードでご紹介!


産休中のクリニックの社会保険料負担は?

当時、クリニックには、事務スタッフ2人、看護師(山内さん)1人の3人の常勤スタッフがいました。いずれも独身女性ばかりでしたから、結婚、出産、育児までを考えた環境整備が必要です。 篠塚医師には、いずれ鍼灸部門を大きくしたいという希望があったので、最初から医療法人として開業しており、医療保険は協会けんぽ、年金は厚生年金に加入していました。

当時(いまから約4年前)は、産前産後休暇取得時のみ、社会保険料を会社が負担しなければなりませんでした。したがって会社が負う直接の経済的リスクは、産前6週間、産後8週間、合計14週間の社会保険料(少子化対策により、平成26年4月からはこの負担もなくなりました)だけでした。

そこで篠塚医師は、山内さんが産休に入った場合の事業者の社会保険料負担をざっくり計算してみました。すると14週間(3カ月半)で約10万円程度であることがわかりました。 あとは、彼女が休んでいる間の代わりの看護師をパートか派遣で頼めばいいということになります。

「これくらいなら、なんとかなる! 1年間の育児休暇を導入しよう!」 篠塚医師の腹が座りました。

産休・育休制度導入に当たってスタッフの意見を聞く

次に篠塚医師は、スタッフ全員を集め、働く環境についての意見を聞くミーティングを設けました。 ミーティングの冒頭で、産休・育休制度を設けたいこと、半年に1回は面接をし、さらに1年に1度は、今後の目標やライフ・キャリアプランを提出してほしいと考えていることを伝えました。 すると、冒頭でお話したように、一人の事務スタッフが「それはパワハラです!」と言い出し、その一言で誰も口を開かなくなってしまいました。

そこで、篠塚医師は、みんなに長く働いてもらいたいと思っているから制度を導入しようと考えたこと、キャリア・ライフプランといってもプライベートなことをすべて話してほしいわけではないこと、今後どんな技能を学び、仕事の効率化や仕事の幅を広げていきたいと思っているか、院長として何がサポートできるか、そういうことを一緒に考えていきたいと思っていることなどを、丁寧に話して行きました。

その後、山内さんが、自身のキャリアプランで悩んでいたことを話してくれたことで、場の雰囲気も少し変化し、事務のスタッフ2人も、自分の考えを話し始めてくれたのです。

それから何度かミーティングを重ね、産休・育休制度だけでなく、時短制度も導入してほしい、事務スタッフからは、待合室の雑誌の選定や本の補充などは自分たちにまかせてほしいなど、働く環境整備だけでなく、業務に対しての建設的で前向きな意見まで出てきました。

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キャリア・ライフプランについても、最後は納得してもらったのよ。
それは、自分たちにもプラスになることを理解してもらえたからなの。

 
 

どんなプラス要素があるんですか?

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それはね、彼女たちのキャリアアップについて、経営者である私が真剣に考えているということ。つまり給料アップよ。

 
 

なるほど!

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篠塚医師からコツを伝授された宗田医師。自身のクリニックではどのような提案をしたのでしょうか。次回詳しくご紹介していきます。

上記の物語はすべてフィクションです。

(文責:キャリアコンサルタント 内田朋恵)

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