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広告ではなくPRを!クリニックの価値を高めるための戦略法

クリニック経営で一番大切なことは継続です。
院長が看板となり、クリニックの価値を高める上手なPR方法とは

FILE 016

PRが成功したドクター 本田先生のケース その1
専門性を極めて、差別化をはかる


クリニックの価値を高めるための戦略法

インターネットを利用すれば、最新情報が手に入る

大学病院での勤務医時代は循環器の専門医として、血管病の研究をしてきた本田先生でしたが、宮崎では高齢者医療が必要とされていることもあり、専門の高血圧だけでなく、糖尿病も含めた生活習慣病全般を診るべく、最新医療について勉強を始めることにしました。

ところが当時の宮崎では、最新の外国の医学雑誌を読もうにも、東京の書店を通して注文、手に入るまで2週間、遅いと1カ月もかかる状況でした。ところが、2000年に本のネット通販が日本でも始まり、外国から直接本を購入することができるようになったのです。さっそく本田先生は、インターネットを利用し、外国から医学雑誌を購入し始めました。

その頃の糖尿病治療は、厳格な血糖値コントロールが正しい治療とされており、アメリカではその治療法の有効性を確認すべく、アコード試験という5年間の追跡試験が始まっていました。
2001年、外国の医学雑誌を通じて、アコード試験の開始を知った本田先生は、その結果を心待ちにしていました。ところが、厳格に血糖値をコントロールした人たちの死亡率が統計的に明らかに高くなることがわかり、なんと3年半で試験は中止されてしまったのです。

そのニュースを読んだ本田先生は、もちろん驚きました。
「これまで私がやってきた糖尿病治療は間違っていたのだろうか……」
それからは、あらゆる文献、最新の治験データなどを読み漁り、また患者さんの治療を通して、血糖値コントロールについて自分なりの考えをまとめていったのです。

「糖尿病は確かに怖い病気で、治療に当たっては、〈糖尿病網膜症〉〈糖尿病神経障害〉〈糖尿病腎症〉の三大合併症に気をつけなければならない。けれども、それよりも血管病、つまり〈動脈硬化〉に気をつけることのほうが重要なのではないか」
そして、開業前に勤めていた病院にも協力を仰ぎ、血糖値コントロールと血管病について調べていくことにしたのです。(次回につづく)

(エディター・キャリアコンサルタント:内田朋恵)

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