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the医院開業|スタッフの本音~転職はしたものの、理想と現実のギャップが…

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スタッフの本音―転職はしたものの、理想と現実のギャップが…

島崎さん(仮名)31歳の場合


看護師の資格を取得した後に勤めた大学病院を3年で辞めた島崎さん(31歳)。
現在は個人クリニックにお勤めです。

長く働き続けたいという希望をお持ちの島崎さんに、なぜ大学病院を辞めたのか、現在勤務しているクリニックを選んだ理由、そして、クリニックに対する希望などをお聞きしました。


大学病院に勤務後、往診や介護も行っている個人クリニックに移った島崎さん。
現在の仕事にやりがいを感じながらも、将来の転職を考える理由とは?

新卒で大学病院に勤めましたが、とにかく忙しかったです。

夜勤は月に4〜5回くらいあったと思います。
残業も必ずといっていいほどありましたし、研修や会議もしょっちゅうあって、自分の時間がとれませんでしたね。

新人ということもあったので、特に研修は多かったです。
忙しすぎて日々の業務をこなすのに精一杯で、患者さんともっとじっくりかかわりたいという思いを、いつも抱えていました。

そんなジレンマから、3年経ったころにいま勤めている個人クリニックに転職をしました。

イメージ

いまのクリニックを選んだ理由は、在宅介護の支援や、往診にも積極的に取り組んでいたからです。

在宅で闘病している患者さんやご家族とじっくり向き合って、お手伝いしたいという気持ちが強かったので魅力的に思えました。

また、診療時間が決まっていたので残業は大学病院よりも少なそうでしたし、入院設備がないので夜勤もなく、時間的な拘束も減るだろうと思っていました。

仕事はとてもやりがいがあります。
診療は医師がメインですが、介護は看護師がメインです。自分に課せられている責任の重さを痛感し、プレッシャーを感じることもありますが、患者さんやご家族に喜んでいただけると思うと、「がんばろう」という気持ちになりますね。

ただ、クリニックの方針が「診療時間以外でも何かあれば連絡をしてきてOK」というものですので、診療時間以外も対応できるよう、4人いる看護師が交代で受付用の携帯電話をずっと持ち歩くことになっています。
その電話は休診日でも、夜中でもかかってくるので、当番の日は気が休まりません。
夜も熟睡できず、自宅にいるのに夜勤をしているような・・・そんな緊張感があります。

これからは、診察時間が長いことや、訪問介護や時間外の往診をすることを売りにする個人クリニックが増えてくると思います。

このほうが患者さんの満足度は上がりますからね。
でも、患者満足度が上がれば上がるほど、スタッフの負担は増えます。

もしも、こういったサービスを導入するのであるなら、スタッフの負担が重くなりすぎないよう、人数を多めに配置するなどの配慮をしていただきたいですね。

経営的には苦しくなると思いますが、そうでないと、熱心な看護師ほど一生懸命になりすぎて、燃え尽きてしまいます。

同僚でも熱心さが災いして、ある日突然辞めてしまった人もいました。

女性は結婚・出産・育児・親の介護といった事情で働き方が左右されがちです。
いまは結婚していませんし、両親も元気ですから、この状態でも多少無理すれば、働き続けることができますが、いずれ結婚したいし、子どももほしいです。
そうなったら、今の勤務体制を続けるのは無理でしょうね。

その時々のステージにあわせて、「週2日だけ」「午前中だけ」「夜勤だけ」「土日だけ」など、働き方を選べるといいなと思っています。

介護老人保健施設や訪問介護ステーションなどの増加にともない、看護師のニーズは増加し、就業者数は最近10年間で2割増えています。

しかし、労働環境の厳しさなどのため、離職率も12.4%と高く、看護師不足は依然として改善できていません。

また、資格をもちながら働いていない看護師は、65万人もいると推定されています。
医院の経営を安定させるためには、良質な看護師が将来にわたって働き続けることができる環境づくりも重要になってくるといえそうです。

「看護師として長く働き続けたい」と言う島崎さん。後半では、今の職場に対して希望することをさらにお聞きしています。

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