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主婦 庄山さん(仮名)40歳の場合
今回から新企画「みんなの本音〜患者・スタッフ・家族の本音」が始まります。患者さんが先生やスタッフ、医院の環境にどんな思いを抱いているか? スタッフの皆さんが抱える悩みや希望とは? そして先生を支えるご家族の気持は? など、なかなか聞けない本音を、これから医院開業をお考えの先生に、12回に渡ってお伝えします。
連載の初回〜4回までは「患者さんの本音」のお話。患者さんといっても、抱えている疾病で先生や医院に対する期待や思いは違います。ここでは患者さん本人の思いを取り上げるのはもちろんですが、医院にかかる子どもの母親、患者さんに付き添う人など、ひろく医院に関係する方々の思いや期待を掲載します。
さて、お話のスタートです。先生の前に座る患者さん、子どもを見守る母親、患者を気遣う付添い人は、こんな思いや期待を抱いているんです。
東京都C市に住む主婦の庄山さん(仮名)40歳は、小学生の女の子を持つ母親。
新しく越してきた街で、さっそく医者探しを開始しました。そのわけは?

昨秋、この街(東京都C市)に引っ越してきまして、真っ先にやったことは医院探しでした。慣れない環境ですし、体も強い子ではないので。それに医院選びでは毎回苦労してるんです。
というのもうちの子は、極端に人見知りで、それに怖がりなんです。怖い先生だと診察中に逃げ出してしまうほど。前の街でも苦労して「怖くない」先生に巡り会い、すべてお任せできたのですが。C市はまったく初めての街でしたから、不安で、もういっぱい。 ですから引っ越してきて段ボールを開けるのもそこそこに、医院探しです。とりあえずインターネット検索で、市内のそれも家の近くで、自転車で通えて、良さそうな医院をいくつかピックアップしました。
検索キーワードは「C市 S町 女医」です。*1 *2女の先生じゃないとだめなんです。この子。
これは歯医者さんの例なんですが、子どもがどうしても嫌がると、その日は処置をしないで帰す医院があるとか。子ども目線で子どもの気持になってくれる先生。そんな先生が見つかればいいんですが。私はこの子に「医院嫌いになって欲しくない」んです。*3
それからその医院のリストをもとに、ご近所さんやクラスメイトのお母さん方に事情聴取。医院の場所、先生の人柄、評判…。口コミには弱いなあ(笑)。ついつい信じてしまいますね。*4でも、おかげさまでいい医院が見つかりました。
「あら、ヒューヒューいってる。むねに小鳥ちゃんがいるのかな〜?」
風邪をひいた子どもの胸に聴診器を当て、そんな会話をするやさしい先生に出会えました。私もついついつられてにっこり(笑)。
病気について心配しすぎの私の気持を察して、病状を丁寧に説明してもくれます。患者が多い時も診療時間は充分で、あしらわれた感じも受けません。*5この医院なら大丈夫。子どももすっかり安心している様子。やれやれ一安心しました。
インターネット、口コミ、評判…。
子どもを医院嫌いにさせないためのお母さんの心配はどうやら解消されたようです。
でもまだ他に何か医院に期待するものがあるとか。それは何でしょうか?
Episode2でご紹介します。ご期待ください。