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the医院開業|クリニック開業におけるスタッフ面接時の効果的な質問

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開業前の知識クリニック開業におけるスタッフ面接時の効果的な質問

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スタッフ面接の進め方のコツ

  • 新規開院時のスタッフ面接では、同一日に複数名の面接を行う必要から最初の方に面接を行った方の印象が後半になると薄くなってきます。
    そして最後の方で面接した方の方が当然によく覚えているために良い評価を与えてしまうといったことが心情的によくあります。
  • そこで面接の質問事項などを全受検者共通で考えておき、スタッフ面接に対する物差しを平準化しておくことがとても大切です。
  • 以下の面接に来られるスタッフへの質問のコツをご説明します。

全員へ行う質問を考えておく

  • 面接で全員に課すものとしておすすめなのが、「2分間自己紹介」です。
  • これまでの経歴を含めて自分の強みや弱み、性格なども含めて簡潔に自己紹介をできる人は、一緒に働くうえでも、スムーズな「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」が期待できます。
  • 支離滅裂な自己紹介になってしまう人は、物事を順序立てて論理的に話せない人ですから、採用するかしないかの判断材料の一つになります。
  • また、必ず全員に「働き方」については詳しく確認しておきましょう。
  • つまり、こちらの勤務スケジュール通りにフルタイムで働けるのか、それともパートタイムでの勤務を希望するのか、週何日働けるのか、午前中だけ、午後だけなど時間の希望、また残業はできるのかどうかも、聞いておくといいでしょう。
  • 加えて健康状態も確認しておきましょう。
  • クリニックの仕事は簡単に休めない、体力的にもきつい仕事ですから、持病があるかどうか、通院の必要があるかどうかなども確認しておくと良いでしょう。
    もちろん、採用の際には健康診断書を提出してもらうことも忘れずに伝えておきましょう。
  • そのほか、先生ご自身が絶対に聞いておきたいと思う質問は、全員に答えてもらいましょう。
    たとえば、「クリニックで働くうえで大切にしたいことは何ですか」という質問で仕事上の価値観を確認するのも一つの手です。
    迷ったとき、選考するうえでの決め手になるかもしれません。

押さえておきたい質問

  • パート勤務の方には、夫の扶養範囲で働きたいかについて必ず確認しておきます。
  • 年収を103万円や130万円以下に抑えるため、勤務日数の調整の必要がある方の場合、一般的に忙しくなる冬場に戦力として数えられないこともあります。
  • 家族構成も確認しておきたい一つです。
  • 小さなお子さんがいる方や両親の介護をしている場合は、他に面倒を見てくれたり、サポートしてくれたりする人がいるのかについて必ず確認しておきましょう。
  • 後々のトラブルを回避できます。
  • 事務職では、使えるパソコンのソフトやこれまで経験してきた会計ソフトなども必ず確認しておきます。
    ただし、「それ、使えます」「それ、できます」という応募者の言葉は、決して鵜呑みにしないことです。
    もし時間に余裕があるならば、エクセルなどの簡単な表計算の実技試験をやるのもお勧めです。
  • 看護師さんの場合は、これまでどのように働いてきたのか、具体的に聞きましょう。
    つまり、クリニックで先生の診察補助だけだったのか、検査や血液採取、点滴や注射だけでなく、レントゲンの準備までやってきたのかなどを細かく確認してください。
    先生ご自分が求める理想の医療にはどのようなサポートが必要なのか、そのためには看護師さんにはどの程度の能力を求めるのか、きちんとした判断基準を持っておきましょう。

聞いてはいけないNG質問

  • 未婚の女性に結婚の予定について聞いたり、既婚者に出産の予定を聞いたりすることは、絶対にNGではありません。
    しかし、相手が答えにくそうにしているのに、しつこく聞くようなことはしないようにしてください。
    どうしても確認しておきたいならば、ストレートに聞くのではなく、「お仕事はどれくらい続ける気持ちがありますか?」とか、「子育て中の方と一緒に働くことは問題ありませんか?」などと聞いてみて、相手の反応を待つのもいいでしょう。
  • ほかにも、前職のお給料や前職を辞めた理由を根掘り葉掘り聞くのも、避けた方がいいでしょう。
    ただ、看護師さんのなかには、病院を渡り歩く、いわゆる“質の悪い看護師”がいることも確かです。
    履歴書や職務経歴書を見れば、過去の職歴はわかるので、選べるならば、なるべくそういう人は避けた方が無難です。

受け答えの様子もチェックして

  • 先生がどんなクリニックにしていきたいかを説明するときには、相手がどのような表情で聞いているかも注意深く観察しておきましょう。
    というのも、相手の話をきちんと聞けるか、目を見て話せるかは、患者さんに安心感を与えられる対応ができるかどうかを判断する重要な材料です。
    話が弾んでいくと、気を許して普段の言葉遣いが出てしまい、クリニックにそぐわない話し方でびっくりした、なんてこともありますから、2人以上の目で応募者を観察することはとても大切です。

最後に、面接する側も見られていることも忘れずに

  • 最後に面接する側の心構えについてもお話をしておきます。
    最近は面接時に「雇ってやるんだ」という横柄な態度で面接をする先生もおられなくなりましたが、面接時のこちら側の態度もとても大切であり、面接を受ける方もよく見ているものです。
    せっかく優秀そうな方を見つけて、内定の打診をしても、こちらの対応の仕方が悪く、内定を辞退されたりすることも想定されます。
  • また面接に来る方は、医療事務職を中心に特に地元の方が多く、面接時の対応で悪い口コミを流されたり、場合によってはネットに書き込まれたりすることなども想定されます。
    そこで、忙しい中面接に足を運んでくださり、お時間をいただいているんだという気持ちで接することがとても大切だと言えます。

まとめ

  1. 面接官は2人以上で
  2. 最初に2分ほどで自己紹介をしてもらう
  3. 健康状態について確認すること
  4. フルタイムか、パートタイムか、希望の働き方を確認しておく
  5. 事務職には、簡単な実技試験をする
  6. 看護師には、具体的で専門的な質問をして、実力を測る
  7. 結婚、出産についての質問は注意して
  8. 面接中の表情や振る舞いもチェックする

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